【複雑なデザインも怖くない!】
パターンメイキングテクのご紹介!

こんな服が作りたいとイメージは固まったものの、複雑なデザインになってしまい、型紙に起こす段階で躓いてしまったりしてしまうことはありませんか。
本書では複雑なデザインを実現できるパターンメイキングのテクニックについてご紹介します。
目次
パターンメイキングとは
パターンメイキングとは、デザイナーのデザイン画から表現したい形を正確に読み取り、型紙に起こす作業のことを指します。パターンメイキングには、平面で裁断を行う『平面パターンテクニック』とボディと呼ばれる洋裁用の人体模型に布をあてて立体で裁断を行う『立体裁断(ドレーピング)』という2種類の方法があり、どちらも衣服を制作する上で重要な手法です。
パターンメイキングで押さえておくべき基本事項
衣服を作成する際は、一般的にパターンと呼ばれる型紙をもとにして布地を裁断・縫製し作成しますが、この際に使われる手法は主に平面パターンテクニックと立体裁断(ドレーピング)の2種類で、日本では紙の上に書いてある寸法に基づいて裁断する平面パターンテクニックが主流とされています。
一方、ヨーロッパでは実際にボディに布を当てて型紙を作成する立体裁断(ドレーピング)と呼ばれる方法が主流です。
一方、ヨーロッパでは実際にボディに布を当てて型紙を作成する立体裁断(ドレーピング)と呼ばれる方法が主流です。
①パターンメイキングは平面と立体を使い分ける
平面パターンテクニックの利点として、紙とペンのみで製図を行えるため、省時間・省コストで行えることや、数値を基に形にしていくため、個人差が少なく、パターンの仕上がりが安定していることなどが挙げられます。
立体裁断は、ボディに布を当てシルエットを確認しながら直接裁断していく手法です。
立体でシルエットを確認できるため、様々なデザインをイメージ通りの形にしやすく、ストレッチ素材のように体にフィットする生地やデザインに向いています。
どちらの手法にもそれぞれメリットがあり、作成したい衣服のデザインやシルエット、素材によって使い分けることが重要です。
立体裁断は、ボディに布を当てシルエットを確認しながら直接裁断していく手法です。
立体でシルエットを確認できるため、様々なデザインをイメージ通りの形にしやすく、ストレッチ素材のように体にフィットする生地やデザインに向いています。
どちらの手法にもそれぞれメリットがあり、作成したい衣服のデザインやシルエット、素材によって使い分けることが重要です。
②原型を使う
ブランドごとに共通の原型を活用することも重要です。立体裁断(ドレーピング)を中心としているため原型はあまり活用していないというケースもあるかもしれませんが、立体裁断(ドレーピング)は個々人のスキルに依存する割合も多く、安定的でないケースも少なくありません。スキルなどの依存も原型を活用することで、割として低くなり、安定した製品作りにつながります。
③基本シルエットを決める
女性ファッションには8,I,Y,A,Hの5種類、男性ファッションにはI,Y,A,Vの4種類のシルエットがあります。
基本シルエットを決めることで、季節感をハッキリイメージしたうえで生地・素材は適切なものなのかを確認することが重要です。
基本シルエットを決めることで、季節感をハッキリイメージしたうえで生地・素材は適切なものなのかを確認することが重要です。
④アパレルCADを活用する
昔は手書きでの型紙作成が主流でしたが、現在はCADソフトを用いてパソコン上で簡単に型紙が作成できるようになりました。
アパレルに特化したアパレルCADを活用することで『数値に基づくパターンが作れる』『共有・保存がしやすい』『デザインを立体的に把握できる』などのメリットがあります。
アパレルに特化したアパレルCADを活用することで『数値に基づくパターンが作れる』『共有・保存がしやすい』『デザインを立体的に把握できる』などのメリットがあります。
複雑なデザインをパターンに起こすときの注意点
デザイナーとの密なコミュニケーション
複雑なデザインをパターンにする際はデザイナーとのコミュニケーションを密に行うことが重要です。複雑な模様やシルエットの衣服を理想通り完成させるためには、デザイナーとデザインイメージを基に細部まで確認を行い、お互いの認識に相違が無いか確認しつつ制作を進めることが重要です。
量産を考慮した縫製仕様を考える
量産を考慮した縫製仕様を考える必要があります。刺繍が入ったものやプリーツ加工やその他特殊な加工が必要な場合はその分コストがかかりますが、実施するのかどうかを検討・決定していくことが重要です。
必要に応じて部分縫いで確認
ベンツやポケットなどイメージが難しい部分は必要に応じて部分縫いを行いましょう。部分縫いを行うことで、縫製方法の確認ができますし、パターンのミスが判明することがあります。
パタンナーに求められるスキル
パタンナーにはデザイナーによるデザインを忠実に型紙に起こす必要があるため、下記のようなスキルがパタンナーに求められます。
縫製・裁断・素材・デザインの知識
ファッションに関する専門知識は、パタンナーに求められるスキルです。服を立体的に制作するためには、縫製や裁断のプロセスが必須となるため、実際の工場での生産工程を考えながら型紙を起こす必要があります。加工のしやすさや縫製の仕方を考えて、生地を無駄なく効率的に使う計算を行うのもパタンナーの仕事です。
また、生地の性質によっては伸縮性のあるものや取り扱いに注意が必要なものもあるため、それらを考慮して最適なシルエットになるようなパターンづくりが求められます。「最終的な製品の善し悪しは、パタンナーの腕で決まる」とファッションやアパレルの業界で言われるほど重要なポジションです。
また、生地の性質によっては伸縮性のあるものや取り扱いに注意が必要なものもあるため、それらを考慮して最適なシルエットになるようなパターンづくりが求められます。「最終的な製品の善し悪しは、パタンナーの腕で決まる」とファッションやアパレルの業界で言われるほど重要なポジションです。
グレーディングのスキル
1つのマスターパターンから、複数のサイズのパターンを作成するのもパタンナーの仕事です。人の身体は立体的なため、ただ単にサイズを小さくすればよいというわけではなく、身体のどの部分にあたるかで、細かな微調整が必要となります。CADがない場合はパタンナーが手作業で行う場合もあります。
緻密さ・正確さ
パタンナーはデザイナーが表現した平面を立体に起こす仕事です。そのため、イメージ通りのシルエットを作成するために、ミリ単位での調整が必要となります。そのような緻密さと正確さ、手先の器用さを兼ね備えた人がパタンナーに向いていると言えるでしょう。デザイナーとのイメージをすり合わせて微調整していく緻密さが求められます。
これらの関する幅広い知識や確かな技術力を持っているパタンナーをお探しの際は是非、小島衣料にご相談ください。
弊社、小島衣料には確かな知識と技術力をもった経験豊富なパタンナーが在席しており、パターン作成~グレーディングまで対応いたします。


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